私たちの想い

シンプルな、基本の和モダン神仏具

古来、仕事が労役ではなく神事であったように、その心を匠は受け継いでいます。
使う人の幸せを祈るような想いでつくられた逸品。毎日使い込むほどに、生活空間に馴染んでいきます。
一人ひとりの心に添う、大切な聖域としてお使いいただけたらと思い、「みこころのままに」と名付けました。
神棚仕様とメモリアル仕様、micocoro productでしか手にすることができない商品を多数ご用意しております。

シンプルな基本の簡易神棚として。メモリアルに、ベースの仏壇として。

~聖壇等には社木の欅を使っています(神社の境内に育ったケヤキ)~
神気溢れる神社境内で育った社木の、良質な欅で制作された貴重な逸品です。

◆シンプルな基本の簡易神棚として◆
「真っ直ぐ!」のLスタンドは、お神札が垂直に立つ構造です。
基本の聖壇は二つの表情を演出できるリバーシブル仕様になっております。
床の間のように一段高く神聖な壇として、格調高く凛とした空間を表現できます。
神社の鏡が御神体として在るように、ご神鏡と豊穣の感謝の榊を共に供えます。
「住まいを神の社に」清心を養い、内在する活力・豊かさを顕現されますよう。

◆メモリアルに、ベースの祭壇として◆
仏壇の起源は遠くインドの地にて”壇”の上に”神”を祀ったものであるようです。
基本の「聖壇」の由来です。感謝と祈りを捧げる聖なる空間。上とは「カミ」。
”みこころのままに”大切なものを祀る静謐な祭祀の聖域としてもお使いいただけます。
ハートに添う穏やかで心地よい空間がある安らぎ、共にある喜びが力になります。

◆素材、デザイン、機能性を追及し、伝統工芸の匠の技にて制作された逸品◆
長く美しくお使いいただけるよう、見えないところに様々な工夫が凝らされています。
匠の技のコラボレーションにより生まれた逸品、和の調和美。年月を経て味わいが増します。

◆心地よい使用感と自在なスタイル◆
・手の届くところに置けて身近に、インテリアに馴染んで主張しない柔らかな存在感。
・手触りの優しい温もりを感じる、シンプルなフォルムがお手入れも簡単に常時清潔。
・思想や宗教を超えて様々なご用途にお使いいただけます。高級ディスプレイトレイとしても。

≫制作者様のリンクはコチラ≪

美しい伝統工芸品は心を豊かにします。

受け継がれてきた連なる歴史の背景にある、自然を育み生かしてきたこころと智恵の集積。
自然を大切に想い、使われるものの心を想い、使う人を想い、一心に作られた美しい工芸品。
想いを傾け、技術を磨き、無心にて制作された工芸品には、あたたかなこころが宿ります。
そのこころに想いを馳せ、使うことが生活を豊かに心地よいものとする関係を深めていかれますよう。

◆良質な素材・真心の制作◆
清浄な地で育まれた、しなやかで素直な性質を持つ美しい素材は、年月を経て味わいが深まります。
「適材適所」自然物と対話しながら、個性を生かして制作される、唯一無二の味わいある工芸品。
悠久の年月を経て育まれた無償の贈り物である自然物に、匠が精魂込めていのちの息吹を吹き込みます。
手作業の温もりが風合い豊かに肌触りの優しい、奥行きある魅力をたたえます。

◆機能美・調和の空間◆
洗練された機能美の背後に、日本の美意識としての削ぎ落としの美学が横たわります。
自然素材の持つ柔らかな存在感は素のままで美しく、まろやかに調和してほっとする空間をつくります。
私たちは日常の住まいに自然のものを様々な形で取り入れて、心に安らぎを感じ暮らしてきました。
長く美しくお使いいただけるよう、シンプルな中に匠の技術による様々な工夫が凝らされております。

◆友として長く共に◆
もののいのちを生かすのは、性質をよく知り、真心で扱う思いやりの心。
時を重ねて日々の生活の傍らにあり、その家の大切な存在になっていきます。
心に安らぎと喜びを感じる「my favorite item」として共に、末長くお使いいただけますよう。

~ココロが喜ぶ生活スタイルを、「お気に入り」のアイテムで。~

木のこころと木の文化

「木は二度生きる」と言われます。木は木材として加工されて新しいいのちを生きます。
人も動植物もみな、性質を知り大切に手入れしていくことが役割を生かし、美しい命の輝きを放ちます。

◆個性の役割を生かす◆
木は日当たりや土壌などの環境により個性が育まれます。個性というクセを生かす知恵は文化です。
木のこころを読み「適材適所」に扱う技術は、機械では決して行えない手仕事の領域。
ケヤキは伐採後何年も寝かせる必要があり、堅く重たいため加工に手間がかかり熟練の技術を要します。

◆時間をかけて変化し落ち着く◆
木の強度は適切な加工後に放物線を描き伸びて、扱い方により非常に長い年月を生きます。
急いた機械乾燥ではなく、時間をかけた自然乾燥を行うことにより、木はしなやかさを保ちます。
木の繊維は空気中の水分を調整する調湿効果があり、加工後も呼吸し環境にあわせて変化します。

◆こころを交わす◆
個性は加工後も失われないため、新しい環境に馴染むにも四季を経てゆっくり時間がかかります。
自然に生かされながら、自然を生かす役割も私たちに託されており、いのちの長短をも左右します。
年月を重ねて色艶が出て風格が備わり、味わいに奥行きが増していくのが木の魅力の一つです。

自然物ならではの美しさ、豊かな風合いがあり、いのちの呼吸があたたかく私たちの心を癒します。
遥かなる年月を経て育まれ、木のこころを知るものの手により創られ、使い手に渡りしつながるご縁に深く感謝申し上げます。道具は心を供える器です。大切に磨くほど美しく役割を生きるもの。
「うちの守り神さま」のように、大切におつかいいただけましたら幸甚です。

絹とお蚕さまと土

神蚕(カミコ)からカイコと呼ぶようになったという神話の言われがあるように、養蚕の歴史は古く、
日本書紀には宮中との関係する記述があるなど、蚕糸業は重要且つ神聖な伝統文化として受け継がれてきました。
日本の良質な絹織物は、優れた品種の桑の葉の栄養、土壌の豊かさが背景にありました。

◆お蚕さまのいのち◆
カイコは繭をつくり幼虫から蛹(サナギ)になり成虫になる準備をします。
カイコのつくった繭のいのちをいただいて、絹糸がつくられます。
1頭のお蚕さまがつくる繭玉は2g前後、絹織物は途方も無く多くのいのちからなります。

◆繭糸はいのちの温もり◆
カイコの吐く糸は大変細く複層を成す繊細な構造の、タンパク質でできている天然繊維。
かたちを変えていのちが生きはたらいています。
軽くて柔らか、しなやかで光沢があり肌にやさしく、吸・放湿性、保温性に優れてます。

◆しけ絹◆
通常1頭の蚕が一つの繭をつくるところ、稀に2頭の蚕で一つの繭がつくられた「玉繭」。
その玉繭の糸をヨコ糸に織り上げた希少な織物である「しけ絹」。
2頭のカイコがつくり出す玉糸の、不均一な節のある糸で織られた生地は、唯一無二の独特な模様と
光の屈折が生み出す風合いの妙が特徴の絹織物です。

お蚕さまのいのちはかたちを変えて優しい柔らかな温もりを表現し、清らかな美しさを湛えます。
いのちのきらめきが、そこにあります。

聖心(みこころ)のままに

祭祀などの祈りの空間として「聖壇」を設けた起源から、様々な様式が発展してきた歴史があります。
平らに高く盛った形状を「壇」、谷を「だん」と発音し祭祀を行う聖地のベースが見られます。
聖壇「みこころのままに」は、そのこころを純粋に表現するようシンプルな機能美を追及しました。

◆心地よい木の気◆
木々の恵みに感謝を供える象徴として榊の役割があるように、おおいなる恵みを慎ましく拝受する心。
神気あふれる木の放つ柔らかで穏やかな、澄み切った心地よい“気”は、平安、清心へと同調します。
聖壇はリバーシブル仕様の制作、凹凸神聖な空間をご自由に演出できるようになっております。

◆魂を磨く◆
心は魂の鏡。心を映す鏡としてご神鏡に丸く素直なこころを映しみて、報恩の愛の心を養います。
静かな心で慈しみの光を放っていけるよう、清浄な美しいものに意識を合わせ愛を深めます。

◆真っ白な無垢なこころ◆
純粋清浄の白は、「無」という無限の活力の源泉。
いのちの輝きの、絹の白の柔らかな光のきらめきを、風合い豊かに表現された「しけ絹」の敷台。
みえない美しさが内側から放たれるような、ひとつひとつの丁寧な仕事のハーモニーの妙が特徴です。

◆お神札の一般的な祀り方のご参考に

・【清らか・明るい・目線より高い】敬意を込めてお参りのできる場所に。
・お神札に巻かれた薄紙は外し、できるだけ垂直に立てておまつりします。
・神棚の扉は閉めずに、開けておかれることをお勧め致します。
・ご神鏡を置き、榊を供えます。榊は椿の葉などでも良いようです。
(榊立ての水を毎日変えることに義務感を持つならば、造花の榊をお薦めします。)
・土器に「神酒」「塩」「水」「米」などを供えます。水は毎日取り換えます。

~日々のご守護や導きへの感謝の心を供え、心を明るく照らす空間として~